2025/12/22
Three.jsって何?
Webサイトを見ていて、「立体的に動いている」「マウスに反応して奥行きが変わる」そんな表現を目にしたことはありませんか?
こうした3D表現は、Three.js というJavaScriptライブラリを使って実装されていることが多いです。
この記事では、「Three.jsって何?」「何ができるの?」という疑問を持つ方に向けて、Three.jsの基本をわかりやすく解説します。
Three.jsとは?

Three.js(スリー・ジェイエス)は、Webブラウザ上で3D表現を簡単に実装できるJavaScriptライブラリです。
本来、ブラウザで3Dを扱うには「WebGL」という低レベルな技術を直接操作する必要があり、専門的な知識が求められますが、Three.jsを使うことでその複雑さを大幅に減らすことができます。
なぜThree.jsを使うの?
- Webブラウザだけで3Dコンテンツを表示できる
- JavaScriptの知識だけで扱える
- 難しいWebGLのコードを書かずに済む
- シーン・カメラ・光源などを直感的に操作できる
Three.jsを使うことで、Webサイトにアニメーション付きの3Dモデルや、ユーザー操作に反応するインタラクティブな演出を取り入れやすくなります。
Three.jsでできること
- 3Dモデルの表示
- 回転などのアニメーション表現
- ライトや影を使った立体的な表現
- マウス操作に反応するインタラクション
- 3Dゲーム風の演出
こうした表現は、通常のHTMLやCSS、JavaScriptだけでは実装が難しいですが、Three.jsを使えば比較的少ないコードで実現できます。
Three.jsとWebGLの関係
Three.jsは、WebGLを直接書かなくても3D表現ができる「ラッパー(上位API)」のような存在です。
WebGLは非常に高機能ですが、立方体を1つ表示するだけでも多くのコードが必要になります。
Three.jsを使えば、そうした処理をライブラリが肩代わりしてくれるため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
Three.jsが使われているWebサイト例
Three.jsは、実際の企業サイトやプロモーションサイトでも多く活用されています。
代表的な例をいくつか紹介します。
-
Google Chrome Experiments
WebGLやThree.jsを使った実験的なデモが多数公開されています。 -
Fun GUI
マウスカーソルの動きに合わせて、画面全体が反応します。 -
NodeToy
シェーダーを使った立体的で印象的なビジュアル表現が特徴のサイトです。
Three.jsはこのように、「目を引く演出」や「体験型コンテンツ」を作りたいWebサイトで幅広く活用されています。
まとめ
Three.jsは、
- ブラウザ上で3D表現を実現できるJavaScriptライブラリ
- WebGLの複雑な処理を分かりやすく扱える
- 初心者でも比較的取り組みやすい設計
といった特徴を持っています。
まずは、Three.jsが使われている実際のWebサイトを見て、
「どんな表現ができるのか」を知るところから始めてみるのがおすすめです。
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