2026/01/06
Google「Privacy Sandbox」がいよいよ本格化。Web担当者が見直すべき3つの設定
Googleが進めている「サードパーティCookieの廃止」について、結局どうなったか正しく把握できていますでしょうか。
Googleの方針が二転三転したこともあり、「結局今はどうなっているの?」と感じている方も少なくないかと思います。
現時点で確実に言えることとして、「昔のように、個人を追いかける計測方法はもう通用しない」ということです。
Chromeなどのブラウザでは、すでにプライバシーを守る新しい仕組みが動いています。今回は、今確認しておくべき設定と、これからのデータの考え方をわかりやすく整理しました。
目次
1. そもそも「Privacy Sandbox」で何が変わったのか
これまでは、「Cookie」という技術を使って、「Aさんがどのサイトを見て、何を買ったか」という、個人の行動を細かく追跡してきました。
しかし、これはプライバシーを守る点から見ると問題があり、世界中で規制されるようになりました。
そこでGoogleが導入した新しい仕組みが「Privacy Sandbox(プライバシーサンドボックス)」です。
難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば「個人を特定せずに、興味がある“グループ”単位でデータを見る」というやり方に変わりました。
<これまでの追跡方法>
「◯◯さん(個人)」がスニーカーのサイトを見た。
<これからの追跡方法>
「スニーカーに興味がある人たち(グループ)」の中にユーザーがいる。
「個人のプライバシーは守りつつ、広告の効果も落としたくない」という、Googleなりの新しい解決策だと思ってください。
2. 確認すべき3つの設定
「仕組みはなんとなくわかったけれど、自分のサイトでは何をすればいいの?」
という方のために、チェックしてほしい項目が3つあります。
① Google広告「拡張コンバージョン」
Cookieの規制が厳しくなると、どうしても「商品が売れた」「申し込みがあった」という計測に漏れが出やすくなります。
これを補ってくれるのが「拡張コンバージョン」という機能です。
これは、申し込み時に入力されたメールアドレスなどのデータを、暗号化してGoogleに送ることで、計測の精度を高める仕組みです。
Google広告の管理画面か、設定ツール(GTM)を見て、まだ設定していなければ設定を検討してみてください。
Google広告での設定方法
- Google広告の管理画面(GA4ではなく、広告を出す方の画面)にログインします。
- 左側のメニューから「目標(またはツールと設定)」をクリックします。
- 「コンバージョン」>「設定」の順に進みます。
- 「拡張コンバージョンをオンにします」をクリックします。

② GA4「Googleシグナル」
アクセス解析ツールの「GA4」で、「Googleシグナル」という機能をONにしているサイトは多いと思います。
ただ、これをONにしていると、データの数が少ない場合に、プライバシー保護のために一部の数字が表示されなくなる(しきい値が適用される)ことがあるのです。
正確な実数を知りたい場合は、管理画面の設定(レポート用識別子)を「ハイブリッド」から「デバイスベース」に切り替えてみてください。
設定方法
- GA4の左下にある「歯車アイコン」をクリックします。
- プロパティ設定の「データの表示」の中にある「レポートID」をクリックします。
- 画面の右下に、小さく書かれている「すべて表示」という文字をクリックしてください。
※ここをクリックしないと、目的の選択肢が出てきません。 - 選択肢の中から「デバイスベース」を選び、最後に「保存」ボタンを押します。

③ 「同意モード(コンセントモード)」
サイトを開いたときに「Cookieを許可しますか?」と聞かれるバナーを見たことがあると思います。
日本でも、あのバナーとGoogleのシステムを正しく連携させること(コンセントモード)が、ほぼ必須になってきています。
これが正しく設定できていないと、一度サイトに来た人に広告を出せなくなったり、計測の精度が落ちたりしてしまいます。
自社のバナーがGoogleのタグと正しく連携できているか、導入しているツールの会社に確認してみましょう。
3. 「自社データ」が重要
設定も大切ですが、2026年に向けて一番重要なのは、「自分たちで持っているデータ」をどう使うかです。
他社のプラットフォーム(Cookieなど)に頼って集客する時代から、「自分たちのファン(会員やメルマガ読者)をどれだけ増やして、直接つながれるか」が重要になってきています。
- 会員登録したくなるメリットを作る
- LINEやメルマガで、お客さんと直接やりとりをする
- 「このサイトいいな」と思ってもらえる情報を発信し続ける
地道に見えますが、こうした積み重ねが、ルールの変更に左右されない一番強い仕組みになります。
4. まとめ
「Privacy Sandbox」や「Cookie規制」と聞くと難しく感じるかもしれません。
しかし要点は、「ユーザーのプライバシーを大切にしながら、正しい手順でデータを借りる」というWebのマナーが変わっただけです。
- 計測の漏れを防ぐ機能(拡張コンバージョン)を使う
- 同意管理(バナー設定)をしっかりやる
- 自社のファン(会員データ)を育てる
この3つを意識し、成果が出るWebサイトに近づけていきましょう。
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