2025/07/25
【サイダー】Photoshopで気泡の作り方【ビール】
今回は、夏らしいバナーやチラシなどに使えそうな「気泡」をPhotoshopで作成する方法をご紹介します!
写真素材を使ったほうがリアルな気泡を表現できますが、ポップなデザインにはリアルすぎる気泡イメージが合わなかったり、思った通りの気泡写真素材が見つからない時に、Photoshopで自作ができると便利なことがあります。
少し手間はかかりますが、Photoshopのブラシツールを駆使すれば、特別な技術がなくても気泡イメージイラストが作れます。
まずは背景を用意
気泡の背景を用意します。今回はビールのイメージです。山吹色をベースに少しグラデーションをかけて深みを出しました。
散布ブラシで気泡のベースを作る
「ブラシ設定」ウィンドウで散布ブラシの形状を設定します。
「ブラシ設定」ウィンドウが出ていない方は、Photoshopの上部メニューから「ウィンドウ>ブラシ設定」を開きます。
背景の上に新規レイヤーを追加したら、そこに気泡を描いていきます!
ブラシツール(ショートカット【B】)にすると「ブラシ設定」がアクティブになります。
何も設定をしなければ、べた塗りができる状態になっていると思いますが、ここから「ブラシ設定>散布」にチェックを入れます。
「散布」項目の中の「散布」の数値を、最大値の1000%にします。
他の項目はそのままでOKです。
次に「シェイプ」項目を設定します。
「〇〇のジッター」という項目がいくつかありますが、「サイズ、角度などをどれくらいバラつかせるか」という設定ができます。
ここはお好みもあると思うので、プレビューを見ながら実際に数値を変えてみて、適切な加減に調整してください。
今回は次のように設定します。
最後に、一番上の「ブラシ先端のシェイプ」を設定します。
「間隔」は気泡同士の間隔を設定できるのですが、あまり気泡同士がくっつかないほうが良いので100%に近い数値が良いです。
実際にブラシで気泡を描いてみましょう。炭酸の泡が立ち上っているイメージなので、縦方向にブラシを塗ります。ここでも、できるだけ気泡同士が重ならないように塗ると良いです(少し重なっても大丈夫です)。
これで、気泡のベースができました!
気泡に質感を足していく
デザインによってはここで終わっても良いものもありますが、今回はさらに実際の気泡らしくなるように、「レイヤー効果」を使って加工をしていきます。
気泡を描いたレイヤーは、レイヤー上を右クリック→「スマートオブジェクトに変換」でスマートオブジェクトに変換し、「塗り」を0%にしておきます。
ここから、次のようにレイヤー効果をかけていきます。
気泡のサイズやお好みによって数値は調整してください。
気泡に光と影をつけて、より立体的でリアルな質感を出しました。
さらに、奥行きを出していきます。
作成した気泡のレイヤーをコピーして元の気泡レイヤーの下に配置し、上部メニューから「フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)」でぼかしをかけます。
そのレイヤーを移動させたり、左右または上下に反転するなどして元の気泡からずらして配置し、不透明度を下げます。
より炭酸ドリンクらしさが出たのではないでしょうか。
もっとリアルにしようと思うと手書きで細部まで書き込むか、写真素材を使ったほうが良いですが、Photoshopで手軽に作成するなら今回ご紹介したやり方が使えると思います!
バナーやチラシに清涼感を出したい時に
今回ご紹介した方法で、例えばバナーやチラシ、メインビジュアルなどの背景に炭酸イメージの気泡を取り入れることで、サイダーやビールを飲んだ時のような清涼感が出て、暑い夏にピッタリなシズル感を付加できそうです。
手順は少なくはありませんが、特別なスキルがなくても取り入れることのできる方法なので、ぜひ作ってみてくださいね!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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