2025/05/23
After Effectsのエクスプレッションの使い方を紹介!
AfterEffectsで作業していてキーフレームでアニメーションを付けていませんか?
今回はキーフレームではなくスクリプトを入力することでアニメーションを作成できるAfterEffectsのエクスプレッションという機能についてわかりやすく紹介いたします。
目次
エクスプレッションとは?
エクスプレッションとはレイヤーのプロパティに簡単なスクリプトを記述して、キーフレームを打たなくても複雑な動きや連動を表現できる機能のことです。
エクスプレッションの実装方法
エクスプレッションの実装方法について紹介します。
例として下記で説明する「回転」のエクスプレッションを実装していきます。
1.プロパティを選択
エクスプレッションを適用したいレイヤーのトランスフォームを開き、プロパティ(今回は回転)を選択します。
2.エクスプレッション機能の追加
画面上部の「アニメーション」→「エクスプレッションを追加」を選択します。
選択しているプロパティにエクスプレッションを追加することができます。
3.エクスプレッションを入力します。
下記添付の青枠部分をクリックしてエクスプレッションの入力箇所を表示することができます。
下記にtime*300と入力することで、回転のエクスプレッションを追加することができます。
「time*300」などのエクスプレッションについてはこれから詳しく紹介いたします。
エクスプレッションの記述について
今回は下記3つの記述方法について紹介いたします。
- 回転
- 揺らす
- ランダムで表示する
回転
指定した数値で、適用させたいプロパティ項目で一定時間で動かすことができます。
記述としては、「time*〇〇」となります。
〇〇に入れる数字は、例えば「100」をいれると、1秒間に100度回転するという意味になります。
time*100
下記は上記の数値(1秒間に100度回転する)を入れた動画になっています。
揺らす
指定した数値内で、適用したプロパティ項目を揺らすことができます。
記述としては、「wiggle(〇〇,〇〇)」となります。
〇〇に入れる数字は、例えば「5,20」を入れると、1秒間に5回、20という値の中で揺れるという意味になります。
wiggle(10,50)
下記は上記の数値(1秒間に10回、50の値の中で揺れる)を入れた動画になっています。
ランダムで表示する
指定した間隔内で、数値をランダムに動かすことができます。
記述としては、「random(〇,〇)」となります。
〇にいれる数字は、例えば「5,10」を入れると、5~10の値の間でランダムが適用されます。これを不透明度やX軸の数値などに適用することで様々な動きを作れます。
random(0,100);
下記は上記の数値を不透明度につけた(0%から100%にランダムに不透明度が変わる)動画になっています。
まとめ
今回はAfterEffectsのエクスプレッションという機能について紹介しました。
動画制作は難しいという認識がありますが、実際に触ってみると直感的に行える部分や少しの記述を覚えるだけで複雑な動きを実装することができるので、ぜひ試してみてください。
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