2025/05/28
Photoshopで背景を一発切り抜き&背景生成する方法
Photoshopで背景を切り抜く方法はこれまでにもいろいろありましたが、最新版のPhotoshopではまた新しいやり方で切り抜きができるようになりましたので、ご紹介します!
自動的に背景を切り抜く方法というと、以前「【髪の毛もOK】写真を一瞬で切り抜く方法&調整のポイント!」という記事でご紹介したように「被写体を選択して切り抜き(マスクをかける)」というものがあります。
しかし今回ご紹介するのは「一発で背景を切り抜いてくれる」機能です!
1.背景を切り抜く
まずは写真を用意
リビングでくつろいでいる女性の写真を用意しました。こちらから、女性だけを残して背景を切り抜きます。
コンテキストタスクバーを表示
今回ご紹介する機能を利用するには「コンテキストタスクバー」が必要です。
普段から使っている方もいると思いますが、使っていない場合は上部メニューから「ウィンドウ」>「コンテキストタスクバー」をクリックしてバーを表示してください。
切り抜き
写真のレイヤーを選択している状態でコンテキストタスクバーを表示すると「被写体を選択」「背景を削除」「カラーを調整」というボタンがあると思います。ここから「背景を削除」をクリックします。
少し時間がかかりますが、背景が消えて女性のみが表示されました!
背景は削除されたわけではなく、被写体(ここでは女性)にマスクがかかっているだけなので、後から元に戻したり境界を調整することもできます。
2.背景をAI生成する
次に、透明になった箇所に背景を生成してみましょう。先ほど表示したコンテキストタスクバーの「背景を生成」をクリックします。
すると入力欄が出てくるので、背景に入れたい景色を文で入れてみます。今回は「開けた公園の芝生」と入力し、バーの右端の「生成」をクリックします。
芝生の上で女性が木にもたれて座っている写真になりました!
気に入った背景が作れなかった場合は「生成」ボタンをクリックすると別の背景を生成してくれます。
同じ文でも生成するたびに違うものが表示されますし、文の内容を書き換えて再チャレンジすることもできます。
実はこの背景を出すのにも何度か文を直しています。不思議な背景が出てしまうことも多々ありますが、繰り返すうちに使えそうな背景が出てくることもあるので、一度試してみても良いと思います。
人物が透過されているので、背景に別の写真を入れて合成することももちろん可能です。
ただ、背景生成の場合は目線の高さや遠近感などが人物と矛盾しないように計算して作ってくれるので、運が良ければAI生成のほうが自然な画像を作ることができそうです。
イメージ写真の作成に利用してみよう
このように、Photoshopの背景切り抜き機能と生成機能を使うと、比較的簡単に合成画像を作ることができます。
文を作るのに少しコツが要りそうなので必ずしも思った通りの画像が生成されるというわけではないですが、切り抜き作業の効率化になりますし、ちょっとしたイメージ写真がほしいときに便利に使えそうです。
Photoshopの写真切り抜きに慣れている方もそうでない方も、ぜひ一度使ってみてくださいね!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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