2026/08/18
Gemini Notebookとは?旧NotebookLMからの変更点とGeminiアプリとの違い・連携活用を解説
「資料が多すぎて整理できない」
「提案書やセミナー資料の作成に時間がかかる」
「AIを業務に活用したいけれど、どのツールを使えばよいかわからない」
そんな方におすすめなのが、Googleの生成AIサービス「Geminiアプリ」と「Gemini Notebook」です。
これまで「NotebookLM」として提供されていたサービスは、2026年7月に「Gemini Notebook」へ名称が変更されました。単なる名称変更にとどまらず、Geminiアプリとの連携がさらに強化され、同じノートブックを両方のサービスから利用できるようになっています。
今回は、NotebookLMからGemini Notebookへの変更点、Geminiアプリのノートブックとの違い、そして業務を効率化する実践的な活用方法をご紹介します。
※本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。利用できる機能や上限は、契約プランやアカウントの種類によって異なる場合があります。
過去にご紹介した記事はこちら
【NotebookLM】活用事例と共有機能の仕組みと注意点を紹介!
NotebookLMの「動画解説機能」を使って複雑な情報も理解しやすくしよう!
※上記の記事では、公開当時の名称である「NotebookLM」と表記しています。
目次
NotebookLMは「Gemini Notebook」へ
Googleは2026年7月16日、NotebookLMの名称を「Gemini Notebook」へ変更しました。詳しくは、Googleの公式発表でも紹介されています。
Gemini Notebookは、従来のNotebookLMを引き継ぐ独立したリサーチツールです。登録した資料をもとに質問へ回答し、引用元を示しながら情報を整理・分析するという基本的な特徴は変わっていません。
一方で、GeminiブランドのもとでGoogleの各サービスとの連携が強化されています。Geminiアプリ内でノートブックを作成・利用できるほか、Geminiアプリと単独版のGemini Notebookとの間で、ノートブックや追加したソースを同期できます。
名称は変わりましたが、これまでNotebookLMで作成してきたノートブックを生かしながら、より幅広い業務へ活用できるサービスへ進化したといえます。
Geminiアプリのノートブックとは?
Geminiアプリのノートブックは、特定のテーマやプロジェクトに関するチャット、資料、カスタム指示などを一つの専用スペースにまとめる機能です。
過去のチャットをノートブックへ移動したり、PDFや文書などの関連ファイルを追加したりすることで、プロジェクトの背景や目的をGeminiに引き継ぎながら継続的に相談できます。Geminiの各種機能やWeb検索も活用できるため、情報収集から企画、文章作成までを柔軟に進められます。
Geminiアプリのノートブックが得意なこと
- テーマごとのチャットや資料の整理
- アイデア出しやブレインストーミング
- 企画・構成案の作成
- Web検索を活用した情報収集
- 提案書や記事、メールなどのたたき台作成
- カスタム指示を設定した継続的なプロジェクト支援
例えば、「自治体向けAIセミナー」というノートブックを作成し、対象者、開催目的、過去の打ち合わせ内容、参考資料などをまとめておけば、毎回前提を説明し直すことなく相談を続けられます。
Gemini Notebookとは?
Gemini Notebookは、ユーザーが登録した資料をもとに、情報の整理・理解・分析を支援するAIリサーチツールです。
PDF、Googleドキュメント、Googleスライド、Googleスプレッドシート、Webページ、YouTube動画、音声ファイル、Microsoft WordやPowerPoint、CSVファイルなど、さまざまな形式の情報をソースとして追加できます。
登録したソースについて質問すると、参照した箇所を示しながら回答してくれるため、根拠を確認しながら情報を活用できる点が大きな特徴です。
Gemini Notebookが得意なこと
- 長文資料の要約
- 複数資料の横断分析・比較
- 社内ナレッジや会議資料の検索
- 出典・引用元を確認できる回答
- 音声解説・動画解説の生成
- マインドマップやインフォグラフィックの作成
- レポートやグラフ、各種ファイルの生成
以前は「NotebookLMは登録した資料を整理するツール」という印象が強くありましたが、現在のGemini Notebookは、資料の理解や分析に加えて、調査や成果物の作成まで支援するツールへと進化しています。
GeminiアプリのノートブックとGemini Notebookの違い
両者は同じノートブックやソースを共有できますが、使いやすい場面や得意な作業が異なります。
| 比較項目 | Geminiアプリのノートブック | Gemini Notebook (旧NotebookLM) |
|---|---|---|
| 主な役割 | プロジェクトを整理し、企画や制作を進める | 登録した資料を深く理解し、調査・分析する |
| 得意なこと | 相談、アイデア出し、構成作成、文章作成 | 要約、比較、横断分析、引用元の確認 |
| 活用する情報 | チャット、カスタム指示、ファイル、Web検索 | 登録した資料や選択したWeb上のソース |
| 主な成果物 | 企画案、文章、提案のたたき台など | 要約、レポート、音声・動画解説、図解など |
| 向いている使い方 | 対話しながら仕事を前に進めたいとき | 根拠を確認しながら情報を深く理解したいとき |
Geminiアプリのノートブックは「プロジェクトを進めるための作業スペース」
Gemini Notebookは「資料を根拠に調査・理解を深めるリサーチスペース」
機能の一部は重なっているため、どちらか一方だけを選ぶのではなく、作業内容に応じて同じノートブックを両方から活用するのがおすすめです!
連携して使うと何ができる?
GeminiアプリとGemini Notebookの大きなメリットは、ノートブックやソースを同期できることです。
例えば、次のような流れで活用できます。
- Geminiアプリでプロジェクトを立ち上げる
ノートブックを作成し、目的や対象者などのカスタム指示を設定します。関連するチャットや資料をまとめ、Web検索を活用しながら企画の方向性を検討します。 - Gemini Notebookで資料を整理・分析する
同期されたソースを横断的に分析し、重要なポイント、資料ごとの違い、根拠となる箇所、想定される質問などを整理します。必要に応じて、音声解説、動画解説、マインドマップ、インフォグラフィックなども作成します。 - Geminiアプリで成果物へ仕上げる
Gemini Notebookで得た分析結果を確認しながら、提案書の構成、スライド原稿、案内文、メール、ブログ記事などの形へ仕上げます。
以前のように、それぞれのサービスへ同じ資料を個別に登録し直す手間を減らしながら、各サービスの得意な機能を使い分けられます。
連携して使うメリット
- プロジェクトごとにチャットや資料をまとめられる
- 同じソースを何度も登録する手間を減らせる
- 複数資料を横断して分析できる
- 回答の根拠や引用元を確認できる
- 企画から調査、成果物の作成までを一つの流れで進められる
- 蓄積したノートブックを継続的なナレッジとして活用できる
単発の質問だけでGeminiを利用するよりも、業務や案件ごとにノートブックを作成することで、過去の経緯や資料を生かしながら、継続的にAIを活用しやすくなります。
利用する際の注意点
GeminiアプリやGemini Notebookの回答は、必ずしも正確とは限りません。出典が表示されている場合でも、重要な数値や固有名詞、制度、最新情報などは、元の資料や公式サイトで確認することが大切です!
また、利用できる機能やソース数、生成回数などは、Google AIの契約プランや個人・法人・教育機関などのアカウント種別によって異なります。業務で機密情報や個人情報を扱う場合は、社内ルールや契約内容を確認したうえで利用しましょう。
まとめ
NotebookLMは「Gemini Notebook」へ名称を変更し、Geminiアプリとの連携を強めたリサーチツールへ進化しています。
Geminiアプリのノートブック:プロジェクトの整理、企画、文章作成
Gemini Notebook:資料を根拠とした調査、理解、分析、可視化
両者は競合する別々のツールというよりも、同じノートブックを異なる方法で活用するための二つの入口と考えるとわかりやすいです。
Geminiアプリで企画を進め、Gemini Notebookで根拠となる資料を深く分析し、再びGeminiアプリで成果物へ仕上げる。この流れを取り入れることで、情報収集から分析、資料作成までの業務を効率化できます。
提案書作成やセミナー準備、社内ナレッジの活用など、さまざまな業務に応用できますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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