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2025/10/28

キャプチャツール「Snipping Tool」の便利な機能と無効にする方法

投稿者: もの
カテゴリー: トレンド >サービス紹介

Windows 10のサポートが2025年10月14日に終了したため、Windows11へ移行された方がほとんどかと思います。
仕様が少し変わって戸惑う部分もあったかと思いますが、私が困ってしまったのはスクリーンショット機能です。

以前は「Print Screen」キーを押すとクリップボードにコピーされ、そのままPhotoshopなどのキャンバス上に貼り付けるという流れだったのですが、Windows11になってからは「Print Screen」キーを押すと「Snipping Tool」というツールが開く形に変わりました。

このほうが便利だと思う方ももちろんいらっしゃると思いますし、実際に有用な機能もあるので後にご紹介しますが、デザイン制作時に画面キャプチャを利用しようと思うと、そのままキャンバスに貼り付けられたほうが使いやすいことが多いです。

そのうえ、Webデザインデータの解像度は通常72dpiですが、保存されるキャプチャ画像は96dpiとなってしまうため、解像度を変更するという手間もかかります。

そこで、今回はWindows10以前のようにスクリーンショットした画像をコピー&ペーストできる方法をご紹介します!

Windowsの「設定」から変更する

やり方は簡単です。
まずは設定画面を開きます。左メニューから「アクセシビリティ」をクリックします。

右のコンテンツ内を少しスクロールして「キーボード」をクリック。

「Print Screenキーを使用して画面キャプチャを開く」がオンになっているので、オフにします。

これで「Print Screen」キーを押しても「Snipping Tool」が開かれることなく、キャプチャしたい画面がクリップボードにコピーされるという、従来の形になりました。

「Snipping Tool」の便利な機能

「Snipping Tool」をスクリーンショット機能としてのみ使用する場合は上記の方法でオフにしてしまったほうがスムーズなのですが、「Snipping Tool」は他にも便利な機能があります。
知らずにオフにしてしまうのももったいないので、少しご紹介します!

画面の一部のみキャプチャする

「Print Screen」キーを押して「Snipping Tool」が開いたら長方形の右下に「+」がついたアイコンをクリックします。出てきた選択肢から「四角形」または「フリーフォーム」を選択すると、キャプチャを撮りたい部分のみを囲ってコピーまたは保存することができます。

画面全体を撮りたい時は「ウィンドウ」または「全画面」を選択してください。

蛍光ペンで線を引く

キャプチャを撮った画面に蛍光ペンのような線を引くことができます。上でご紹介した方法でキャプチャを撮りたい部分を「四角形」で囲うと、下にツールバーが出現します。

この中から蛍光ペンのアイコンをクリックすると、蛍光ペンのように透過された線を引くことができます!アイコンの下の下向き矢印をクリックすると色も選べます。

そのまま左端の「キャプチャ」をクリックすると蛍光ペンの線が引かれた状態の画面をコピーできますし、「保存先」を選択すると好きなフォルダに画像として保存することができます。

作ったデザインの補足説明を入れたり、デザインを修正してもらいたい際の簡単な依頼メモとして利用できそうです!

図形を入れる

上記の方法でキャプチャ画面の下にツールバーを表示させたら、〇と□が重なったようなアイコンをクリックします。すると図形を選択できるので、好きな図形をクリックします。

これで、キャプチャ画面上に図形を入れることができます。蛍光ペンよりも具体的に指摘などができそうです。

文字が入れられればもっと便利でしたが、ペンツールもあるので頑張れば簡単な文字は入れられるかもしれません。

「Snipping Tool」を知っておこう

今までのWindowsにはなかった機能なので最初は使いづらく感じるかもしれませんが、上手く使えば便利なものもあるので、ぜひ活用してみてください。
ただ、あまりそれらの機能を使わない場合は最初にご紹介した方法でオフにすることもできますので、用途に合わせてカスタマイズしていきましょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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