2025/08/20
【Photoshop】躍動感のある残像効果をつけてみよう!
アクション映画のポスターやスポーツ商品のメインビジュアルなどで、一瞬がスローモーションに見えるような残像効果を見たことはありませんか?
今回はPhotoshopを使って、躍動感のある残像効果を表現する方法をご紹介します。
被写体を切り抜く
まずは画像を用意します。今回は空手をしている女の子の画像にしました。
次に、中央の女の子を切り抜きます。
レイヤーパネルから画像を選択した状態で、「選択範囲 → 被写体を選択」をクリックします。
すると、女の子の輪郭に沿って選択範囲が作成されるので、この選択部分をコピペし、そのあとに残像部分を作るために「Ctrl+J」で複製しておきます。
レイヤーパネルを確認すると、選択部分をコピペしたものとそれを複製したものの2つのレイヤーが追加されました。
動きに合わせて、残像となる手足のズレ部分を作る
ここから、画像の動きに合わせて、被写体の手足を変形して残像を作っていきます。
レイヤーパネルで先ほど追加された2つのうち、背面にある方のレイヤーを選択した状態で、「編集 → 変形 → ワープ」をクリックします。
画像の上にグリッドが表示されるので、交点にあるコントロールポイントやそこから伸びるハンドルなどを動かして、手足のズレを表現していきます。
今回は以下のように変形しました。
変形できたら、「Enter」を押して変形を確定します。
すると、先ほどまで表示されていたグリッドが消え、変形した内容が確定されました。
続いて、背面に先ほどよりも大きなズレを作っていきます。
変形したレイヤーを「Ctrl+J」で複製して残しておき、複製元(背面にある方)を選択して、同じ手順でワープ機能を使い、より大きなズレになるように手足を変形していきます。
2つ目は以下のように変形しました。
同じ手順を繰り返して、3つ目のズレも作っていきます。
2つ目に変形したレイヤーを複製し、背面にある方を選択した状態で、より大きなズレになるように変形していきます。
3つ目は以下のようになりました。
今回は3つズレを作りましたが、使用する画像や表現したい躍動感の度合いに合わせて、ズレの大きさや数を調整してみてください。
ズレをぼかして残像効果をつける
ここから、より残像っぽさを表現するために、先ほど変形したズレをそれぞれぼかしていきます。
まずは、レイヤーパネルで不透明度を調整します。
このとき、元の被写体に近いものほど不透明度を高く、遠いものほど透明になるように調整していきます。
今回はそれぞれ以下のように設定しました。
すると、先ほどよりも残像感を出すことが出来ました。
さらに残像感を出すために、最後にそれぞれのレイヤーにぼかしを入れていきます。
1つ目に変形したレイヤーを選択した状態で、「フィルター → ぼかし → ぼかし(移動)」を選択します。
「ぼかし(移動)」パネルが表示されるので、角度と距離を入力し、「OK」をクリックします。
今回は以下のように設定しました。
同様の手順で、残り2つにもぼかしを入れていきます。
残像感を出すために、遠くのものほど「距離」の値を大きくして、ぼかしを大きくします。
今回は以下のように設定しました。
●2つ目に変形したレイヤー
・角度:0°
・距離:10pixel
●3つ目に変形したレイヤー
・角度:0°
・距離:15pixel
これで、残像効果をつけることが出来ました!
角度や距離は、皆さんの表現したい度合いに合わせて調整してみてください。
さらに、今回は空手の気迫を出すために被写体の後ろに水色のぼかしを入れてみました。
これで完成です!
まとめ
今回は残像効果を使った躍動感のある写真の加工方法をご紹介しました。
スポーツやアクションのワンシーンを使った画像を加工をする際や、友達とかっこいいポーズで撮った思い出の写真などを加工してみても面白いと思うので、ぜひ試してみてください!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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