2025/04/16
【チェック必須】Adobe FontsにMonotypeフォントが大量追加!
4月10日は「フォントの日」ということで、毎年この時期になるとAdobe Fonts界隈がザワザワするのですが、今年のビッグニュースはなんといっても、あのフォントで有名な「Monotype」がAdobeとのパートナーシップをより強固なものとし、その一環としてAdobe FontsにMonotypeフォントが大量に追加されました。
これまで超有名なフォントであっても有料で購入して使用するしかないというものが多かったですが、今回Adobe Fontsに追加されたことによって、非常にデザインの幅が広がるようになります。
今回は追加されたMonotypeフォントの中から、使い勝手の良いおすすめのフォントをご紹介します。
Gotham
Gotham(ゴッサム)は、シンプルで洗練された雰囲気が特徴のサンセリフ体フォントです。もともとはニューヨークの街中にある看板から着想を得て作られていて、都会的でモダン、かつ親しみやすい印象を持っています。キレイに整った形と、高い可読性が魅力で、どんな媒体でも使いやすい万能タイプのフォントです。
特にうれしいのは、ウェイトが豊富にそろっているところです。同じフォント内で強弱をつけたデザインができるので、見出しや本文などを一貫した雰囲気でまとめたいときに便利です。
実際、Gothamはロゴや広告、ポスターなどでよく使われています。最も有名なエピソードの一つに、オバマ元大統領のキャンペーンにも使われたことがあり、強くてまっすぐな印象を与えたいときに最適です。最近ではUIデザインやコーポレートサイトでもよく見かけるようになっていて、「しっかりしてるけど堅すぎない」という絶妙なバランスが評価されています。
Avenir
Avenir(アヴェニール)は、モダンで上品なサンセリフ体のフォントです。「幾何学的な美しさ」と「読みやすさ」の両立を目指してデザインされたフォントであり、まさに“未来的だけど親しみやすい”という印象で、洗練された雰囲気を演出したいときにぴったりです。
Avenirは、コーポレートサイトやブランディング、パンフレットなど「信頼感と洗練」を求められる場面によく使われます。例えば、ファッションや化粧品などのジャンルでも相性が良いです。クセがなく上品なので、使うだけでデザインがちょっとおしゃれに見えるのも人気の理由です。
身の回りでは、ちょっとおしゃれなお店で値段のポップなどに使われたりなどしています。フォント自体もおしゃれで数字も見やすいため、使い所としてはぴったりです。
Neue Frutiger World(Frutiger)
Frutiger(フルティガー)は、スイスの書体デザイナー Adrian Frutiger(アドリアン・フルティガー)によって1976年にデザインされた、サンセリフ体のフォントです。「遠くからでも読みやすい」「直感的に判読できる」ことを重視した、視認性抜群のフォントです。線と線をくっつけすぎず、空間を大きく空けることによって、文字の誤認が少ないデザインになっています。
最近では、ゲームのUIデザインに使われることも増えていて、見やすさからプレイヤーに情報をストレスなく伝える役割として重宝されています。スコアやステータス、メニュー画面など、目にする時間が長く、なおかつすぐに判読できることが求められる場面では、Frutigerのようなフォントがとても相性が良いとされています。
さらに、関東では駅構内の表示板にもFrutigerが使われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回のMonotypeフォントのAdobe Fontsへの大量追加により、SNSではデザイナーさんたちが本件についてコメントしていました。それだけ、大きなインパクトのある出来事だったと思います。
今回追加されたフォントはこの他にも非常にたくさんありますので、一度Adobe Fontsのサイトを除いてみてはいかがでしょうか。
コーディング業務のご依頼、ご相談の詳細についてはこちらから
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしければシェアしていただければ幸いです。
次の記事へ | 前の記事へ |
WEB業界ならqam!qam(カム)はWEB業界で働く人や興味がある人に役立つ情報サイトです。
マーケティングやデザイン、マークアップ(コーディング)、プログラム、トレンドなどの情報をqamライター陣が執筆。噛めば噛むほど(読めば読むほど)制作・開発や運営・運用、業界知識やノウハウを学ぶことができます。