2014/11/03
2015年も引き続き流行しそうなWEBトレンド
いよいよ、今年もあと2ヶ月を残すのみとなりました。
WEB業界で働く人にとっては、毎年新しいデバイスが発表され、それらに合わせたWEBサイト制作に思考錯誤しているのではないでしょうか?
わたしもその中の一人です。
時代に取り残されないように、日々の勉強や研究はますます重要ですよね。
そこで、ちょっと気が早いかもしれませんが、2015年も引き続き流行しそうなWEBトレンドを予想してみました!
■フラットデザインのさらなる普及!
2013年頃から今日まで、フラットデザインは注目され続けていますが、単に「カッコいい」や「クール」という理由だけで多くの企業がフラットデザインを採用しているのではありません。タブレットやスマートフォンなどの多くのデバイスへの対応のしやすさという大きなメリットが、フラットデザインが支持されている大きな理由のひとつではないでしょうか。
先日Appleから発表されたiPhone 6 Plusは、iPhoneよりも画面サイズが大きく、iPadよりも小さいディスプレイの大きさです。このように今後ディスプレイのサイズの種類はさらに増えていき、どの端末で見ても一番見やすいデザインが求められてくるでしょう。
このような流れは、2015年はさらに加速することも考えられ、フラットデザインのさらなる普及が想定されます。
しかし、フラットデザインはシンプルであるからこそ、そのデザインは難しく、一歩間違えると「手抜き??」と思われかねません。
■コンテンツ・ファーストを意識したデザイン
コンテンツ・ファーストとは、その名のとおり情報やWEBサイトの内容を優先する考えですが、その考えに則したデザインが増えることが考えられます。
これまでは見た目や印象やPRの仕方によってWEBサイトの結果を左右していましたが、最近ではそれらを決定的な理由として、企業や商品を選ぶ人が減ってきています。
お米に例えて言えば、これまではトップページのメインビジュアルには、高解像度でかっこいいお米の写真と「伝統とこだわりの○○のお米」というキャッチコピーでユーザーの興味を惹きつけることができていましたが、ユーザーはイメージよりも“産地”や“生産者”“農薬”などの情報を重視し、それらの情報が載っていなければ購入に至りづらくなってきているということです。
このような考え方を踏まえたトップページのデザインが2015年はさらに増えてくるのではないでしょうか。
- メインビジュアルエリアに下層コンテンツへの導線を設置。
- トップページから第3階層以下へのコンテンツにワンクリックで遷移できる導線設置。
- WEBサイト内にどのような情報が掲載されているのか一目で把握できるデザイン。
■縦長のデザイン&パララックスの進化
2014年は、パララックス効果を取り入れたWEBサイトが多数リリースされました。
その大きな理由のひとつとして、やはりタブレット端末の普及です。
パソコンと違って、タブレット端末ではボタンをタップして別ページに遷移する動きよりも、指先で上下にスクロールして情報を読むことの方がはるかに楽です。タブレット端末が普及する以前は、パソコンでの閲覧を大前提に考えていたため、できるだけページをスクロールすることなく短いページの中に情報を分かりやすく掲載する考えが主流でした。
2015年は、縦長デザインのWEBサイトがさらに増えることが考えられるだけでなく、パソコンで縦長のWEBサイトを閲覧しても、ユーザーにストレスを与えることなく必要な情報をすぐに提供することができるパララックスの進化が考えられます。
例えば、パララックスとレスポンシブWEBデザインの融合もそのひとつではないでしょうか。
■WEBフォントのさらなる普及
WEBフォントというのは、「ウェブサイトを閲覧した時に、サーバー上にあるフォントで表示する」フォントです。
WEBフォント自体は以前から海外では盛んに利用されており、日本語のWEBサイトでも利用されていましたが、残念ながら日本語に対応したWEBフォントが少なかったため、なかなか日本のWEBサイトでは普及しづらい環境でした。
しかし最近ではフリーフォントや、低料金でも高品質のフォントを気軽に利用できるようになり、最近では日本語のWEBフォントサービスも少しずつですが、日本で普及され始めています。
WEBサイトの容量を減らし表示速度を早くしつつ、WEBサイトのデザイン性を高めることができるWEBフォントは、間違いなく2015年のトレンドになるのではないでしょうか。
■まとめ
“WEBデザインのトレンド”とは、実際にWEBサイトを利用する人たちが少しでも使いやすくなるための考え方です。
時代とともに、ユーザーが求める情報の価値や利用環境、背景は変わり続け、それに合わせたWEBサイトが“トレンド”という名で発表されています。
決して、WEBデザイナーの趣味や価値観や流行だけで生まれるものではありません。
そう考えると、WEBデザインのトレンドはユーザーが創りだしているのかもしれませんね。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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