2016/07/12
ASO(App Store 最適化)に便利な「App Screenshot」
「ASO」という言葉をご存知でしょうか。ASOとは「App Store Optimization(アプリストア最適化)」の略語で、「App Store」や「Google Play」といったアプリ配信ストアで表示されるタイトル、説明文、スクリーンショット、検索キーワードを最適化し、より多くの人にダウンロードしてもらうための施策です。
目次
「ASO」と「SEO」
ASOとよく似た言葉に「SEO」というものがあります。こちらはご存知の方も多いと思いますが「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」といって、GoogleやYahooなどの検索エンジンでWEBページを上位に表示させるための施策です。ASOとSEOの大きな違いは「検索範囲」と「対象ページ数」です。
検索範囲
SEOがWEBサイトの検索に対する施策であるのに対し、ASOはアプリストアの検索に対する施策です。つまり、競合となる相手は同じストア内のアプリ、もっと言えば用途や機能が近いアプリと、かなりはっきりしています。
対象ページ数
SEOではWEBサイトの全ページが検索の対象となります。それに対してASOはアプリ紹介の1ページのみが対象です。つまり、このページの善し悪しでダウンロードされるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
「App Screenshot」で競合アプリを徹底調査!
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という言葉があります。敵についても自分についてもしっかり把握しておけば、何度戦っても負けない、という意味です。
ASOでも、まずは競合になりそうなアプリがどんなキーワードを使っていたり紹介の仕方をしているかを調べてみることが大切。そんなときに便利なのが「App Screenshot」というWEBサービスです。
App Storeのランキング上位200アプリのタイトル、説明文、スクリーンショットを一覧することができます。有料と無料、カテゴリ別でもランキングを見ることができ、ランキング上位のアプリはどのようなASOを行っているのかがひと目でわかります。
ただ、対応はiphoneのApp storeのみとなっており、残念ながらAndroidのアプリは見ることができません。
アプリ紹介は「具体的」かつ「簡潔」に!
ランキング上位アプリには、やはりASOにおけるいくつかの共通点が見えてきます。
タイトルにアプリのポイントを記載
↑LINE MUSICはアプリの大きなポイントである「音楽聞き放題、シェアし放題」という言葉をタイトルに入れることでユーザーの興味を惹いています。
↑逆にLINEはすでに多くの人が知っているアプリなので、あえてタイトルだけのシンプルなものにしているようです。
スクリーンショットはアプリ画面+キャッチコピー
↑Yahoo!天気アプリのスクリーンショット。アプリの画面に加え、機能や特徴が大きな文字で分かりやすく表示されています。
説明文は一文を短く、箇条書きで
↑Googleマップアプリの説明文。非常に有名なサービスということもありますが、長々とした文章よりこのように簡潔な説明のほうが頭に入りやすいですね。
まとめ
ASOの基本的な考え方はSEOと同じで、キーワードの選定や、タイトル、説明文テキストを適切に設定することがもっとも重要となります。普段からアプリ開発を行っている人は知っていて当然の情報かもしれませんが、そうではない方も改めてアプリ紹介を見てみると、何か新しい気付きがあるかもしれませんよ。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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