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軍曹

2015/02/02

WEB担当者が陥りやすいGoogle アナリティクスの読み解き方

投稿者: 軍曹
カテゴリー: マーケティング >アクセス解析

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多くの企業がGoogleアナリティクスを利用して、その数値から次の一手を考えていることだと思いますが、Googleアナリティクスで出てきた数値ひとつだけを見て単純に“良い”“悪い”を判断すると、間違った次の一手を打つ可能性があります。

今回は、WEB担当者が陥りやすいGoogleアナリティクスの読み解き方をご紹介いたします。

アクセス数が少ない!

119987そもそも「少ない」と思われた理由はなんでしょうか。
月間のアクセス数が5000の場合、少ないと思う方も入れれば多いと思う方もいるでしょう。
まずは、誰が見ても高いや低いと判断できる客観的な数値データが必要です。
自社とほぼ同業でサービス内容も同じで地域も規模も同じ競合社のアクセスデータであれば、指標として採用できるかもしれませんが、そのようなケースは稀ですよね。

そこで行うべきことは「目標値の設定」と「データの蓄積」です。
目標値の設定とは、例えば「1年後に今のアクセス数を○倍にする」ということです。
そして、なぜその目標値を達成しなければいけないのか?という理由も明確にしたほうがいいでしょう。
理由がなければ、目標を達成するためのモチベーションを長期にわたって維持することは難しいです。
ECサイトの場合は、目標とするコンバージョン率から逆算すると設定しやすいですね。
※コンバージョン率については、後ほどご紹介いたします。

次にデータの蓄積です。
データが蓄積されることで客観的に、先月比や昨年同月比(同期間比)を知ることができ、そこではじめて「アクセス数が増えた(減った)」が判断できます。

■○○ページの離脱率が高い!

119976ここでも客観的な数値データが大切ですが、この点は上でお話ししましたので省略します。
「離脱率」というのは、そのページを最後にWEBサイトから離脱した人の割合です。
別の言い方をすれば、「そのページがWEBサイトのゴール」となった割合です。
ゴールとなるページが存在しないWEBサイトはありません。
たいていの場合は、トップページがスタートのケースが多いですよね。
これらを踏まえて「○○ページの離脱率が高い」という結果は良い結果なのか悪い結果なのか?を冷静に、且つ訪問者の立場に立って判断することが重要です。

例えば、会社の地図やアクセス方法が記載されたページの離脱率が高い場合は、ある程度その企業に興味を持って「どこにあるのかな?どうやって行けばいいのかな?」と思って頂いている可能性も考えられます。

次に、製品の詳細ページの離脱率が突出して高い場合を例に考えてみましょう。
例えば、電話やメールなどでの問い合わせなどのアクションが全く無い場合は、WEBサイト上で商品に魅力を感じないで離脱した可能性が考えられます。
全体的にリピーターが多い場合は、何度も他社と比較検討をしている可能性が考えれます。
このように、さまざまなデータと複合して離脱率が高い真因を判断したほうがよいでしょう。
決して「離脱率」の数値だけを見て判断することはできません。

コンバージョン率が低い!

119988特にECサイトの担当者の方がもっとも気にされる数値のひとつです。
業種や販売している商品、金額によってさまざまではありますが、“おおよそ”の指標は存在します。
「指名ワードは10%、一般ワードは1%」が指標ラインだと言われています。
「指名ワード」とは、企業名や商品名などその物ズバリのワードのことです。
「一般ワード」とは、指名ワード以外のワードのことです。
その他にも「ECサイトは3%、BtoB企業は10%」という指標ラインもあります。

何度も言うようですが、業種や商品、金額によってさまざまですので、あくまでも「指標」として参考にしてみて下さい。

直帰率が高い!

「直帰率が80%」という結果がでたら、確かに誰もが高いな~と思うことでしょう。
わたしは「高いな~」と思う前に、一緒に平均滞在時間も見るようにしています。
もしも平均滞在時間が平均5分という結果が出ていた場合、「多くの訪問者が、熱心にここのページを読んでくれている」
このような仮説も考えられます。※あくまでも仮説ですけどね。

ブログの場合は、直帰率が高くなる傾向が見られます。

119974また、ホテルサイトによく見られる“トップページに宿泊予約の導線が設置されている”ケースですが、この予約システムを他社のサービスを利用している場合は、宿泊予約をすると別サイト(=別ドメイン)に遷移します。
この場合でも“直帰”としてカウントされます。
直帰率が高く、リピーターが多い場合は「宿泊予約がしやすく使い勝手のよいWEBサイト」という仮説も考えられます。

直帰率についても、他のデータと同様にその数値だけで良いか悪いかを判断することはとても不確かなことなのです。

検索キーワードに不満!

BtoBの場合は会社名や会社名の一部のワード、ECサイトの場合は商品名やショップ名での検索キーワードが上位を占めているケースが多いです。

しかし、WEBサイトの担当者の方の想いとしては、業種名や商品のカテゴリー名など直接企業や商品を知らない人が検索をしてアクセスして欲しいと思っているケースが多いのも事実です。

実際、そのような考え方で潜在顧客を獲得するという戦略は間違っていませんし、取り組んでいかなければならない課題かもしれません。

しかし、この場合も客観的に現状を確認してみることが大切です。
つまり、WEB担当者が望む検索キーワードは世の中の人は実際に検索しているのだろうか?ということです。
WEB担当者が望むキーワードで対策をして、晴れてYahoo!の検索結果で1位をとったとしても、そもそもそのキーワードが全国で1か月間に10回程度しか検索されていなかったとしたら、その対策から高い効果は期待できません。

119978月間検索数は、Googleキーワードプランナー(旧キーワードツール)でも知ることができますので、キーワードの対策をお考えの方は、事前に月間検索数を調べてみてはいかがでしょうか。

いかがだったでしょうか。
今回は、分かりやすくご紹介するためにシンプルな例をご紹介いたしましたが、業種や背景によって読み解き方はさまざまです。
しかしはっきりと言えることは、ひとつのデータだけで“良い”“悪い”を判断してはいけない!ということです。

さあ、もう一度これらを踏まえて自社のGoogleアナリティクスデータを見てみましょう。
違った結果が見えてくるかもしれませんよ!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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