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もの

2014/07/17

フラットデザインと日本語

投稿者: もの
カテゴリー: デザイン >WEBデザイン

最近すっかりおなじみになってきた「フラットデザイン」。
スマホの普及率もまだまだ上がっていくと思われるので、しばらくはこの流行も続きそうです。

が、、、
日本のサイトでカッコイイと思うフラットデザインはまだあまり多くないように感じます。
「カッコイイフラットデザイン」といって挙がってくる例は、大抵外国語サイトです。
例えば、
foreignflat
http://lorenzoverzini.com/
http://builtbybuffalo.com/
http://www.unitedpixelworkers.com/
この辺りはフラットの参考としてよく出てくるので、見たことある方が多いと思います。

好き嫌いも多少あるとは思いますが、海外サイトに比べて日本のフラットはダサいと言われがちです。
なぜなのでしょう?
答えは分からないので、自分なりに考えてみました。

そもそもフラットデザインは日本語に合わない

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日本語に使われる漢字は「表意文字」の一種で、文字を一瞬見ただけである程度のイメージを与えることができます。
一方、英語などの外国語に使われているアルファベットは「表音文字」で、それ自体には意味はありません。
なので漢字と違い、パッと見では何のイメージも湧きませんよね。

フラットデザインはきわめて簡略化されたデザインで、強いインパクトを与えるというより、分かりやすく、淡々としたイメージになっています。
ここにアルファベットを置いたところで、デザインのイメージに特に影響を与えず、すんなりと馴染むことができます。
ところが、単独でも主張の強い日本語をポンと置いてしまうと、日本語のインパクトにデザイン全体が負けてしまう、日本語が無駄に引き立ちすぎてしまうようです。

日本語のフラットデザインが間抜けな感じになってしまうのは、根本的な相性の悪さに原因があるのかもしれません。

それでも日本でフラットデザインを作りたいとき

じゃあ日本でカッコイイフラットデザインは不可能なのかというと、そうでもないと思います。
日本にも、良いフラットはあります。
それらが、「日本語とフラットの相性の悪さ」をどう解決しているのかを考えてみました。

1.もう英語を入れてしまう

日本語がどうしても合わないなら、適度に英語を取り入れるという手があります。
例:http://www.otsuka.co.jp/cmt/index.php

site1

こちらは、英語のロゴと文章をどーんと見せることで、一見海外サイトのようにしています。
これなら問題なくはまりますね。
メインどころに英語を使っているので、他の部分に日本語を入れても何とか太刀打ちできています。

ただ、英語を使うことで日本人には分かりづらくなってしまうので、ターゲットによってはちょっと危険です。
(カロリーメイトは若者向けと思われるので、あまり問題なさそうですね)

2.フォントを工夫する

海外サイトでは文字をほとんどテキストで作っているところが多いですが、日本語の場合は画像文字のほうが良いかもしれません。
例:http://www.saiyou2.metro.tokyo.jp/pc/

site2

ここは、個人的に一番好きな国産フラットデザインなのですが、見出しには画像文字を使っているようです。
このフォント、普通のゴシックのようにガツガツとアピールしてくる感じがせず、大人しくて印象が弱いです。
なので、フラットデザインの中にあっても主張しすぎず、まとまっていますね。

フォントデザインだけでなく、文字の大きさや文字詰めもポイントと思われます。
文章部分の文字サイズが小さめなのでこちらもあまりうるさくなく、フラットの印象を壊しません。
大文字は、文字詰めを広げて若干可読性を下げることで、強すぎる主張をやわらげているのかな、と思いました。

3.余白を広くとる

これは海外サイトでもやっていることなのですが、日本語の場合はより大きく余白をとった方がしっくりくると思います。
上でご紹介した東京都のサイトもそうです。
日本語ってどうしてもアルファベットより大きくなりがちなので、それに合わせて余白を広めにとる事で、詰め込み感が解消され、すっきりすると思います。

4.写真を大きく使う

いくら主張の強い日本語といえども、写真には勝てません。
例:http://www.dorokogyo.co.jp/

site3

ここの場合は、明朝系フォントを使っているのも効果的だと思いますが、大きな写真と色で作られたデザインに日本語がちゃんとマッチしています。

日本は日本で考えましょう

日本のフラットデザインでいまいちなものは、海外デザインにそのまま日本語を入れてしまっている場合がほとんどだと思います。
文字のつくりが大きく違う以上、日本では日本なりの工夫が必要なのですね~。
というわけで、日本でもまだまだフラットは増えていくと思います。
今後も注視していきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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